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博多織 自宅を改装し日々コツコツ手織り作業

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博多織手機技能修士

古賀 陽子 Youko Koga

 博多織デベロップメントカレッジの2期生。2007年から博多織を学び始め、全国伝統工芸品公募展、福岡県美術展覧会、西部伝統工芸展などに次々入選するなど織士として実績を着実に上げている。2012年から自宅で帯を中心に博多織の制作を開始。「織機は高さがあるので天井を上げて、床も20cm下げました」と古賀さん。織機は2台設置。背の高い方が帯用で小さい方が着物の着尺用だ。大きな織機を自宅に工房を構えるのは大変だったが、苦労の甲斐あって日々織物制作に打ち込めるという。子供の頃の夢は織士ではなく考古学者か宇宙飛行士になることだったという古賀さん。お母さんが普段から着物を着ていたこと、お謡いなど日本の伝統芸能に小さい頃から触れていたこともあり、比較的着物には接点があったが、まさか博多織に携わるとは思っていなかったという。

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 帯の図案や柄は自分でデザインする。「大好きなカラーの花を帯柄にしました。山をイメージしたデザインなど動きがあるものが私の好みです」と話す。花や自然を題材にすることが圧倒的に多い。織の作業をしていると煮詰まってしまうこともあり、リフレッシュに山登りやウォーキングをする。その時にふと浮かんだものをデザインに取り入れるという。作った帯地から柄を活かしたポーチなどの小物も作る。
 この日は、古賀さんのブログを見た大阪の女性から依頼を受けたという帯の制作に取り掛かっていた。経糸(たていと)を結ぶ経継(たてつぎ)という作業の真っ最中で、7,000本から8,000本の糸を一本一本手作業で結んでいく。気が遠くなるような作業に思えるが、古賀さん本人は「頭が一番自由な時間。この作業が一番好きです。織り始めるともう変更ができませんから」と語る。デザインは任せられているそうだが、歌舞伎に行くときに着物で行きたいという依頼者の要望に合わせて作るオーダーメイド帯だ。
 織士さんの作品にはそれぞれ持ち味がある。「作品は私にとって分身のような存在。自分の作品は自分が一番好きだと思います。飾られている帯を見ると、あの時の私がいる!と思っちゃうんです」と語る古賀さん。「ひと目惚れしました」「大事にしますね」と帯を購入した人から掛けられる言葉が一番嬉しいとも話してくれた。

「手仕事の日々…春夏秋冬コツコツ手織」で情報発信中
http://blog.goo.ne.jp/gum2ico

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